音声:使徒の働き(151) 迷信にゆれる 28:1~6 マルタ島に漂着


使徒の働き 28:1~6
28:1 こうして救われてから、私たちは、ここがマルタと呼ばれる島であることを知った。
28:2 島の人々は私たちに非常に親切にしてくれた。おりから雨が降りだして寒かったので、彼らは火をたいて私たちみなをもてなしてくれた。
28:3 パウロがひとかかえの柴をたばねて火にくべると、熱気のために、一匹のまむしがはい出して来て、彼の手に取りついた。
28:4 島の人々は、この生き物がパウロの手から下がっているのを見て、「この人はきっと人殺しだ。海からはのがれたが、正義の女神はこの人を生かしてはおかないのだ」と互いに話し合った。
28:5 しかし、パウロは、その生き物を火の中に振り落として、何の害も受けなかった。
28:6 島の人々は、彼が今にも、はれ上がって来るか、または、倒れて急死するだろうと待っていた。しかし、いくら待っても、彼に少しも変わった様子が見えないので、彼らは考えを変えて、「この人は神さまだ」と言いだした。【新改訳改訂第3版】

上の写真は、アントワープ生まれのフランドルの画家David Teniers the Elder (1582–1649) により1623年に描かれた「Miracle of St Paul on the Island of Malta(マルタ島での聖パウロの奇跡)」(ロシア、セント・ペテルスブルグのHermitage Museum(エルミタージュ美術館)蔵、Wikimedia commons より)