週報No.2142 涙の預言エレミヤ書(52)「神の忍耐」エレミヤ書25:1~14

2018年8月12日 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

涙の預言エレミヤ書(52)「神の忍耐」エレミヤ書25:1~14

エレミヤ書25章1~14節
25:1 ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの第四年、すなわち、バビロンの王ネブカデレザルの元年に、ユダの民全体についてエレミヤにあったみことば。
25:2 これを預言者エレミヤは、ユダの民全体とエルサレムの全住民に語って言った。
25:3 アモンの子、ユダの王ヨシヤの第十三年から今日まで、この二十三年間、私に【主】のことばがあり、私はあなたがたに絶えず、しきりに語りかけたのに、あなたがたは聞かなかった。
25:4 また、【主】はあなたがたに、主のしもべである預言者たちを早くからたびたび送ったのに、あなたがたは聞かず、聞こうと耳を傾けることもなかった。
25:5 主は仰せられた。「さあ、おのおの、悪の道から、あなたがたの悪い行いから立ち返り、【主】があなたがたと先祖たちに与えた土地で、いつまでも、とこしえに住め。
25:6 ほかの神々に従い、それに仕え、それを拝んではならない。あなたがたが手で造った物によって、わたしの怒りを引き起こしてはならない。そうでないと、わたしもあなたがたにわざわいを与える。
25:7 それでも、あなたがたはわたしに聞き従わなかった。──【主】の御告げ──それで、あなたがたは手で造った物でわたしの怒りを引き起こし、身にわざわいを招いた。」
25:8 それゆえ、万軍の【主】はこう仰せられる。「あなたがたがわたしのことばに聞き従わなかったために、
25:9 見よ、わたしは北のすべての種族を呼び寄せる。──【主】の御告げ──すなわち、わたしのしもべバビロンの王ネブカデレザルを呼び寄せて、この国と、その住民と、その回りのすべての国々とを攻めさせ、これを聖絶して、恐怖とし、あざけりとし、永遠の廃墟とする。
25:10 わたしは彼らの楽しみの声と喜びの声、花婿の声と花嫁の声、ひき臼の音と、ともしびの光を消し去る。
25:11 この国は全部、廃墟となって荒れ果て、これらの国々はバビロンの王に七十年仕える。
25:12 七十年の終わりに、わたしはバビロンの王とその民、──【主】の御告げ──またカルデヤ人の地を、彼らの咎のゆえに罰し、これを永遠に荒れ果てた地とする。
25:13 わたしは、この国について語ったすべてのことば、すなわち、エレミヤが万国について預言し、この書にしるされている事をみな、この地にもたらす。
25:14 多くの国々と大王たちが彼らを奴隷に使い、わたしも彼らに、そのしわざに応じ、その手のわざに応じて報いよう。」
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージの要点>
  
 「ヨシヤの第十三年」とは、エレミヤが召命を受けた年(1:2)です。

 彼は、召された直後から、だれの弟子になることもなく、説教の訓練を受けることもなく、説教を二十三年間も続けました。

 ヨシュアもモーセの下で訓練を受け、サムエルは祭司エリの下で育ち、ダビデはサムエルの下で、エリシヤはエリヤの下で訓練を受けましたが、若いエレミヤには、指導者がいなかったのです。

 私も、約45年間、伝道者の道を歩んで来て、主に役に立つ器になるために、先ず、どうすればいいかが分かりません。

 先ず、いろいろな本に直ぐに手を出さないことです。手を出すと、直ぐに道をさまよい出します。その前に、聖書全巻を流れている十字架の真理を正確につかむことです。

 これをつかむと、だれが本当の真理を語っているかが分かります。

 信仰書を読んでも、聖書から外れている点が、分かるようになります。

 ヨハネが言うように、霊だからと言うので、何でも信じなくなります。

 彼の説教は、説教学によっておらず、主のみことばを親しく、よく聞いて、それをそのまま語る説教だから、非常な苦難の中でも、続いたのです。

 「そして、私のことばと私の宣教とは、説得力のある知恵のことばによって行なわれたものではなく、御霊と御力の現われでした。それは、あなたがたの持つ信仰が、人間の知恵にささえられず、神の力にささえられるためでした。」(コリント第一、2:4~5)

 「あなたは熟練した者、すなわち、真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励みなさい。」(テモテ第二、2:15)

 「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くして、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。」(テモテ第二、4:2)

<今週の活用聖句>

ハバクク書2章4節
「見よ。心のまっすぐでない者は心高ぶる。しかし、正しい人はその信仰によって生きる。」」

<集会案内>

◇8月22日(水)聖別会 午前10時半
    聖潔とは何か(15)
    「聖潔の道を歩む(3)」

地の塩港南キリスト教会
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