聖書の探求 007a 創世記 序(2) 創世記の分解

7、創世記の分解

分解は聖書の内容の主要な流れを整理して理解するのに、非常に役立ちます。また分解は探求してみようと思う題目(たとえば、人物、出来事、場所、メッセージの内容など)によって変えることができます。分解は決められているものではありませんから、ここにあげましたもの以外にも、ご自分で気に入ったものを作ってみると、よい学びになります。

上の図の分解では、神の啓示が人類全体から、特定の民族にしぼられていることが分かります。この分解は三区分されていて分かりやすいと思います。

 

また、上の図の分解では、二区分されていて、その区切りの章が先の分解と同じ章であるということは、確かにこの章で神の啓示が突然、一民族にしぼられたことが確認できます。またこの分解では、歴史を題目として考えており、しかも後半の部分は民族全体というより、族長の歴史がその中心であることが分かります。
この当時は、民族を構成するほどにはなっておらず、アブラハム、イサク、ヤコブを中心とした部族程度のものであったからです。しかし彼らは預言的な意味において、神から大民族としての約束を受けていたのです。
この分解をさらに細かく分解してみますと、原始の歴史は四つの出来事に分けることができます。

①1~2章 創造

1章 宇宙の創造
2章 人間の創造

②3~5章 堕落

3章 堕罪のプロセス
4~5章 堕罪の結果
4章 殺人
5章 死

③6~9章 ノアの洪水

6章 ノアと箱舟
7章 ノアと洪水
8章 ノアと祭壇
9章 ノアと契約

④10~11章 民の分散 (バベルの塔)

10章 分散の実情
11章 分散の原因

後半の族長の歴史は、四人の族長で代表されています。

⑴11~25章 アプラハム(青色太字はトピックス、細字はその他の記事)

11章 アブラハムの誕生
12章 アブラハムの召命
13章 ロトとの訣別
14章 ロトを救出
15章 信仰義認
16章 ハガルとイシマエルの誕生
17章 契約
18章 アブラハムの祷告
19章 ソドムとゴモラの滅亡
20章 ゲラル滞在
21章 イサク誕生
22章 イサクの献上
23章 サラの死
24章 イサクの結婚 (リベカ)
25章 アブラハムの死

⑵17章~30章 イサク

24章 イサクの結婚
26章 井戸掘りと争い

⑶25~50章 ヤコブ

25章 ヤコブの誕生と長子の権利
27章 祝福の略奪
28章 ベテルでの神経験
29章 ヤコブの結婚
30章 ヤコブの労働
31章 ヤコブの帰国
32章 ぺヌエルでの神経験
33章 エサウと再会
34章 シメオンとレビの暴虐
35章 イスラエルに改名
36章 エドム(エサウ)の歴史
37章 ヤコブの偏愛
(38章ベレツの誕生 この記事はヤコブと関係はないが、後のイスラエルの歴史を示すために挿入されている。)
42章 第一回エジプト訪門
43章 第二回エジプト訪門
46章 エジプト移住
47章 パロとの会見
48章 ヨセフヘの祝福
49章 子孫に対する祝福と死
50章 ヤコブの埋葬

⑷30~50章 ヨセフ

30章 ヨセフの誕生
37章 ヨセフの愛
39章 誘惑と祝福
40章 献酌官長と調理官長
41章 バロの夢とヨセフの高揚
42~43章 兄弟たちと再会
44章 銀の杯(ユダの嘆願)
45章 ヨセフの告白
46章 ヤコブとの再会
47章 ヤコブの葬りの誓い
48章 エフライムとマナセヘの祝福
49章 ヤコブの預言
50章 ヤコブの埋葬とヨセフの死

このほかにも

1~2章 創造 出発 建設
3~11章 罪 堕落 崩壊
12~50章 あがない 再生 再建

というような内容の概念による分解の方法もありますが、ご自分の研究の材料にしていただければ幸いです。とにかくいろいろな分解を考えているうちに、その書の内容の大略を把握することができるようになります。


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