音声：使徒の働き(010)　何故見上　1：10～11

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使徒の働き
1:10 イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。
1:11 そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」【新改訳改訂第３版】

（たけさんの一口まとめ）
イエス様が天に上がって行かれる時、天を見上げていた人たちは、今まで期待していたイスラエル再興の夢が消え、呆然と、絶望して見上げていました。弟子たちの心の中は空しく、力なく空を見上げていたのです。しかし、大切なものを失って心がからっぽになった時、新しい力が注ぎ込まれます。
イエス様の昇天と入れ替わりに二人の天使が現れ、、「イエス様は同じ有様でまた来られます」と言いました。
イエス様は、地上ではしもべでしたが、栄光の王として天に昇られ、神の右の御座につかれ、王の王となり、私たちをとりなしてくれる大祭司となられ、裁き主となられました。
二人のみ使いは、弟子たちに、天ばかり仰いでいないで、自分たちのなすべきことをするように促しました。それは、マタイ28:20「あなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。」ということです。イエス様の再臨は、これがなされるかどうかにかかっています。これは困難なことですが、いつも聖霊がともにいて助けてくださると保証されています。
聖霊の時代が終わる時、王の王であり大祭司であるイエス様は目に見える形で再び来られるということ、これが、私たちの究極の望みです。それまでは、こころに聖霊を頂いて、みことばをしっかり握り、困難や試練や誘惑などがあってもイエス様から目を離さないようにしましょう。

写真は、フランスの画家　James Tissot (1836–1902) による「The Ascension（昇天）」（Brooklyn Museum蔵）