音声:使徒の働き(024)  霊的繁栄 2:42~47


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使徒の働き
2:42 そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。
2:43 そして、一同の心に恐れが生じ、使徒たちによって多くの不思議としるしが行われた。
2:44 信者となった者たちはみないっしょにいて、いっさいの物を共有にしていた。
2:45 そして、資産や持ち物を売っては、それぞれの必要に応じて、みなに分配していた。
2:46 そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、
2:47 神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。【新改訳改訂第3版】

(たけさんの一口まとめ)
この世は物質的な繁栄を求めていますが、ペンテコステの聖霊によって起こされた教会には、霊的繁栄がありました。3000人が集まったその初代教会は、それ以後、あらゆる教会が模範としました。このような教会を作るには、次のふたつのみことばでチェックできます。
1. 心を尽くして主に拠り頼め、自分の悟りにたよるな。(箴言3:5)
つまり、神の力によらず、自分の知恵と力でやっていないかどうか。
2. 神は高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。(ヤコブ4:6)
つまり、うまくいっても高慢にならず、へりくだって神と人とに仕えているか?
この二つをチェックして、見つけたらすぐに取り除き、聖霊、謙遜、神の愛で奉仕すると必ず実を結びます。

このペンテコステの初代教会は、非常に地道でした。明確な悔い改めに立ち、イエス様の教えを喜んで受け入れていました。みことばと信仰を実際の生活で活用する力があり、互いの重荷を分かち合い、パンを割いてイエスの十字架を思い、魂に祈りの霊を持っていました。毎日の生活で信仰の基本を確実に行い、みことばを握り、活用していくことが次の結果を生み出します。

使徒たちによって多くの不思議な技とあかしの奇跡が行われました。私たちも、本当に聖霊を内に宿しているなら、家族や職場の人々にキリストの愛による証の働きをすることができ、それが多くの奇跡を生み出すことになります。救いは人間の働きでなく、聖霊の働きです。自分中心の性質があると聖霊の救いのみわざはおこなわれません。

この集会は喜びに満ちていました。私たちは神様が自分のためにしてくれたら讃美する傾向にありますが、神を賛美すること、つまり、してくださったことではなく、神ご自身を感謝し讃美することが信仰の本質です。神を喜び、感謝し、賛美する時、神のみわざがなされます。心の中に、不平、不満、つぶやきがある時は、恵みのみわざをなしてくださいません。
今週も、主を讃美し、喜び、感謝しましょう。神の愛とみことばを握って働きましょう。そうすれば、神様が奇跡のみわざを行なってくださいます。

写真は、ポーランドの画家Jan Styka (1858–1925) が描いた「Saint Peter preaching the Gospel in the Catacombs(カタコンベで説教するペテロ)」(Wikimedia Commonsより)