週報No.2275 希望の預言エゼキエル書(57)「偽りの牧者と良い牧者」 34:1~16

2021年2月21日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

エゼキエル書 34:1~16
34:1 次のような【主】のことばが私にあった。
34:2 「人の子よ。イスラエルの牧者たちに向かって預言せよ。預言して、彼ら、牧者たちに言え。神である主はこう仰せられる。ああ。自分を肥やしているイスラエルの牧者たち。牧者は羊を養わなければならないのではないか。
34:3 あなたがたは脂肪を食べ、羊の毛を身にまとい、肥えた羊をほふるが、羊を養わない。
34:4 弱った羊を強めず、病気のものをいやさず、傷ついたものを包まず、迷い出たものを連れ戻さず、失われたものを捜さず、かえって力ずくと暴力で彼らを支配した。
34:5 彼らは牧者がいないので、散らされ、あらゆる野の獣のえじきとなり、散らされてしまった。
34:6 わたしの羊はすべての山々やすべての高い丘をさまよい、わたしの羊は地の全面に散らされた。尋ねる者もなく、捜す者もない。
34:7 それゆえ、牧者たちよ、【主】のことばを聞け。
34:8 わたしは生きている、──神である主の御告げ──わたしの羊はかすめ奪われ、牧者がいないため、あらゆる野の獣のえじきとなっている。それなのに、わたしの牧者たちは、わたしの羊を捜し求めず、かえって牧者たちは自分自身を養い、わたしの羊を養わない。
34:9 それゆえ、牧者たちよ、【主】のことばを聞け。
34:10 神である主はこう仰せられる。わたしは牧者たちに立ち向かい、彼らの手からわたしの羊を取り返し、彼らに羊を飼うのをやめさせる。牧者たちは二度と自分自身を養えなくなる。わたしは彼らの口からわたしの羊を救い出し、彼らのえじきにさせない。
34:11 まことに、神である主はこう仰せられる。見よ。わたしは自分でわたしの羊を捜し出し、これの世話をする。
34:12 牧者が昼間、散らされていた自分の羊の中にいて、その群れの世話をするように、わたしはわたしの羊を、雲と暗やみの日に散らされたすべての所から救い出して、世話をする。
34:13 わたしは国々の民の中から彼らを連れ出し、国々から彼らを集め、彼らを彼らの地に連れて行き、イスラエルの山々や谷川のほとり、またその国のうちの人の住むすべての所で彼らを養う。
34:14 わたしは良い牧場で彼らを養い、イスラエルの高い山々が彼らのおりとなる。彼らはその良いおりに伏し、イスラエルの山々の肥えた牧場で草をはむ。
34:15 わたしがわたしの羊を飼い、わたしが彼らをいこわせる。──神である主の御告げ──
34:16 わたしは失われたものを捜し、迷い出たものを連れ戻し、傷ついたものを包み、病気のものを力づける。わたしは、肥えたものと強いものを滅ぼす。わたしは正しいさばきをもって彼らを養う。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

34:11~16、良い牧者

「まことに、神である主はこう仰せられる。「見よ。わたしは自分でわたしの羊を捜し出し、これの世話をする。牧者が昼間、散らされていた自分の羊の中にいて、その群れの世話をするように、わたしはわたしの羊を雲と暗やみの日に散らされたすべての所から救い出して、世話をする。」(エゼキエル書34:11~12)

この部分では、牧者、即ち国の指導者たちが、真の牧者、主ご自身と比べられています。人間の牧者たちが、神の羊の群れの世話をせず、飢えさせている時、神は「わたしは自分でわたしの羊を捜し出し、これの世話をする」と言われたのです。神は、牧者を目覚めさせ、新しい福音を語らせようとされたのです。

ここには、今日の教会の牧師、伝道師、教師たちも、人のたましいを救いに導き、きよめの生活に導く力に欠けていて、安易に水の洗礼を受けさせている警告があります。

しかし、良い羊飼いであるイエス・キリストは羊を救い、養うために、ご自分のいのちをお捨てになられました。私たちは、この大いなる牧者に信頼するのです。主は、ご自分の散らされた羊を捜し、彼らを養い、世話をすると約束しています。

主は、良い羊飼いとして、ご自分の群れを集め、彼らの地に連れ戻されます。これは、明らかに、捕囚からの帰還の事を言っています。これは紀元前536年、クロス王がユダヤ人の解放と、回復の勅令を出したことによって、成就しました(エズラ記1:1~4)。

「わたしがわたしの羊を飼い、わたしが彼らをいこわせる。-神である主の御告げ。-」(エゼキエル書34:15)

神に不忠実な王たちは、国民を守り養うために、権力を与えられているのに、自分自身を肥え太らせるだけで、神の民を離散させてしまっています。貴族たちは、弱い者を突き倒し、追い払い、富を独占しようとしています。ここで真の牧者である神が立たれます。羊の群れをいこわせるために、立ち上がられるのです。

‥このみことば(エゼキエル書34:16)は、ルカ15章の主イエスの、九十九匹の羊を野原に残して、迷い出した一匹の羊を捜し出しに行くお話に表わされています。主イエス様は、このエゼキエルの預言が、ご自分のことであることをよく知っておられたのです。

「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。」(詩篇23:1)

神は弱く貧しい羊のために、ご自身の優しさを持って取り扱うことを約束されました。同じ心について、イザヤも語っています。
「神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油を注ぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ、」(イザヤ書61:1)

これらの預言は、私たちの救い主イエス・キリストのご生涯とご奉仕において、完全に実現しました。それ故、この34章は、良い牧者としてのイエス・キリストの最も美しい預言で結んでいます。
「私たちはみな、羊のように迷って」(イザヤ書53:6)いました。
しかし良い羊飼いのイエス・キリストは、羊のためにご自分のいのちを捨てて下さいました。ここにキリストの救いの福音があります。

主イエス様は、ヨハネの福音書10章で、この預言をご自分にあてはめられました(10:10~15)。

主がその羊を捜し出し、その国に携え帰ることは、ユダヤ人に関することですが、主イエスは「わたしにはまた、この囲いに属さないほかの羊があります。わたしはそれをも導かなければなりません。彼らはわたしの声に聞き従い、一つの群れ、ひとりの牧者となるのです。」(ヨハネ10:16)と、仰せになられました。これは、ユダヤ人という檻に入っていない信仰者を指して言われたのです。

クリスチャンは、教会教派それぞれに属していても、そのたましいが主イエス様のみことばと御声に忠実に聞き従っているなら、必ず、一人の良い羊飼いイエス・キリストに属する一団の神の群れとなる時が来るのです。

「わたしは良い牧場で彼らを養い、イスラエルの高い山々が彼らのおりとなる。彼らはその良いおりに伏し、イスラエルの山々の肥えた牧場で草をはむ。」(エゼキエル書34:14)

このみことばには、主イエス・キリストを信じる信仰によって受ける豊かな福音があります。

詩篇22篇には、ご自分の羊のために、いのちを捨てられた良い羊飼い、十字架にかかられたイエス・キリストが預言されています。

詩篇23篇には、ご自分の羊を安全に導き、養い、世話をされる偉大な羊飼いを預言しています。

詩篇24篇では、ご自分の羊のために、再び再臨される大牧者を預言しています。

<今週の活用聖句>

エゼキエル書34章15節
「わたしがわたしの羊を飼い、わたしが彼らをいこわせる。-主の御告げ。-」

<集会案内>

◇2月24日(水)聖別会(28)午前10時半
「献身(6)自愛と利己の違い」

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牧師 真部 明