週報No.2123 涙の預言エレミヤ書(33)「日照りのひどさ」エレミヤ書14:1~12

2018年4月8日 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

涙の預言エレミヤ書(33)「日照りのひどさ」エレミヤ書14:1~12

エレミヤ書14章1~12
14:1 日照りのことについて、エレミヤにあった【主】のことば。
14:2 ユダは喪に服し、その門は打ちしおれ、地に伏して嘆き悲しみ、エルサレムは哀れな叫び声をあげる。
14:3 その貴人たちは、召使いを、水を汲みにやるが、彼らが水ためのほとりに来ても、水は見つからず、からの器のままで帰る。彼らは恥を見、侮られて、頭をおおう。
14:4 国に秋の大雨が降らず、地面が割れたため、農夫たちも恥を見、頭をおおう。
14:5 若草がないために、野の雌鹿さえ、子を産んでも捨てる。
14:6 野ろばは裸の丘の上に立ち、ジャッカルのようにあえぎ、目も衰え果てる。青草がないためだ。
14:7 私たちの咎が、私たちに不利な証言をしても、【主】よ、あなたの御名のために事をなしてください。私たちの背信ははなはだしく、私たちはあなたに罪を犯しました。
14:8 イスラエルの望みである方、苦難の時の救い主よ。なぜあなたは、この国にいる在留異国人のように、また、一夜を過ごすため立ち寄った旅人のように、すげなくされるのですか。
14:9 なぜ、あなたはあわてふためく人のように、また、人を救うこともできない勇士のように、されるのですか。【主】よ。あなたは私たちの真ん中におられ、私たちはあなたの御名をもって、呼ばれているのです。私たちを、置き去りにしないでください。
14:10 この民について、【主】はこう仰せられる。「このように、彼らはさすらうことを愛し、その足を制することもしない。それで、【主】は彼らを喜ばず、今、彼らの咎を覚えて、その罪を罰する。」
14:11 【主】はさらに、私に仰せられた。「この民のために幸いを祈ってはならない。
14:12 彼らが断食しても、わたしは彼らの叫びを聞かない。全焼のいけにえや、穀物のささげ物をささげても、わたしはそれを受け入れない。かえって、剣とききんと疫病で、彼らをことごとく絶ち滅ぼす。」
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージの要点>

「この民について、主はこう仰せられる。『このように、彼らはさすらうことを愛し、その足を制することもしない。それで、主は彼らを喜ばず、今、彼らの咎を覚えて、その罪を罰する。』」(エレミヤ書14:10)

神のお答えをわかりやすく言うと、「ユダの民は、自分の罪の偶像礼拝をやめないので、わたしは彼らの形だけの、むなしい祈りを聞かない。儀式だけの真実な信仰のない、全焼のいけにえも忌み嫌う。彼らの罪は、必ず罰せられて、彼らは摘囚の民となって、異教の地をさすらうことになる。」

「主はさらに、私に仰せられた。「この民のために幸いを祈ってはならない。」(JJ14:11)

主はエレミヤが、ユダの民のために幸いを祈ってはならない、と個人的にも禁じられました。祈りの禁止は、エレミヤにとって耐え難い命令でした。

「もしも私の心にいだく不義があるなら、主は聞き入れてくださらない。」(詩篇66:18)

預言者に不義がなくても、ユダの民が罪を続けているなら、どんな聖徒の執り成しの祈りも、主は聞いて下さいません。そればかりでなく、聖徒たちに、執り成しの祈りを禁じられるのです。
「しかし、確かに、神は聞き入れ、私の祈りの声を心に留められた。ほむべきかな。神。神は、私の祈りを退けず、御恵みを私から取り去られなかった。」(詩篇66:19~20)

罪がきよめられれば、いつでも神に通じる祈りをささげることができます。熱心に祈る前に、きよめられることが必要なのです。

イザヤは、次のように言っています。
「見よ。主の御手が短くて救えないのではない。その耳が遠くて、聞こえないのではない。あなたがたの咎が、あなたがたと、あなたがたの神との仕切りとなり、あなたがたの罪が御顔を隠させ、聞いてくださらないようにしたのだ。」(イザヤ書59:1~2)

<今週の活用聖句>

ローマ人への手紙12章1節
「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」

<集会案内>

◇4月11日(水)聖別会 午前10時半
その他の諸問題(5)
「聖潔をどう伝えるぺきか」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421